「ゴーストレイト」4/28マチネ

劇団プレステージの第五回公演「ゴーストレイト」。劇プレの公演は第三回の「『ゼツボー荘』より愛を込めて」と第四回の「Have a good time?」に続き3回目です。ゼツボー荘のころなんて、ゆじろといまちーくらいしかわからなかったのに。ハグティーではなんとなくわかるようになってきて、きなりちゃんかわいい!になりました。そして、第五回は千本桜ホールから、CBGKになりました。箱が大きくなりました。そして私は18人全員認識できるようになりました。…これは…まずい気がする…w終わってるけれど、ストーリーにも触れていたりするので一応たたみます。
いまちー、ひでさん、ゆじろ、らでゅのロカビリー歌う人形劇団?の4人の乗った車が、結城くんの乗ってる車と接触しそうになって事故り、4人が幽霊になって、結城くんと行動を共にする。そこにまなぴー演じる女性も加わって、幽霊たちが成仏できるように心のわだかまりを消していくっていう話なんだけれど。きなりちゃんがタイからの留学生で孤児院?みたいなところでお手伝いしていて、その子も不法滞在だったりっていう話もあったりするんだけれど。とりあえずはすべてにおいてあきらめている結城くんが「まっすぐ」未来に向かっていけるようになるまでを描いていたような気がします。あと、幽霊だから「ゴースト」レイトなのかなーとなんとなく。まなぴーの役(幽霊)が結城くんのお母さんなんだろうなっていうのは途中で気づいたけれど、でもやっぱり泣けてしまったわ…。
それぞれの幽霊の抱えているもの(特にひでさんとゆじろ)を消して、成仏するときにはやっぱり悲しいのですすり泣きも聞こえるし、わたしも泣いたけれど。わたしは、ゆじろの役のわだかまりがミュージカルのオーディション受けることっていって、みんなでレ・ミゼラブルの「民衆の歌」の替え歌、「出店」を歌ってるので思わず泣いてしまった。ゼツボー荘の時もそうだけれど、やっぱりわたしはみんなの声が合わさることに弱いらしい。それから、らでゅとかが成仏するときに「生きてるからなんでもできる」みたいな意味のことを結城くんに言うんだけれど、それがなんとなくぐさっときてね…劇プレの話はいつもわたしの痛いところを突いてくるね。そういうところが好きだったりするのですが。
舞台が広くなったから、舞台上にいる人数も多くなったし、18人にそれぞれ役があったね。まなぴーと、ひでさんの昔の彼女役の株元くんと、ファミレスのウエイトレスさんの春日くんがものすごく美人で!なんだあの女子ズ。女子力高いな…あと相変わらず加藤さんは歌がうまい。
最後、全員で歌って踊ってカーテンコールだったけれど。そこで泣いてしまった。ずっと劇プレを見てきたわけじゃないんだけどね。箱が変わっても劇プレは劇プレだって思ったし、それから、300人弱の前で劇プレがやってる…!とふと思ったら、泣けた。
カテコ。みんないい顔してるなーって思った。そして、まなぴーがパンフレットとか物販の話をしていて、だけどいうこと忘れて「え!なんだっけ!」ってなってるのがかわいかったですねwあと、締めの挨拶を高頭さんが言ってたんだけれど、「最初、向野と学とやった時、売れた一般チケットは2枚でした」っていう話をしていて、高頭さんが泣きそうになってて、それでも泣けた。まあ、章太郎さんが相槌?ちゃちゃ?をいれて、みんなに止められたら後ろに下がりすぎてセットにぶつかるっていうことをしたからぐだぐだになってたけどw「もう泣いていいよ」っていわれてたけどさ、高頭さんwそのあと一人で勝手に締めて一人ではけようとして止められてたけれどw8月にはプレフェスがあるそうです。9月にはまたCBGKで第六回公演があるそうです。すごい!時間があれば、行きたい。そういえば、「ゴーストレイト」はこれからの劇プレに対することばでもあるのかな、とふと思いました。すごい楽しかった!


どうでもいいことではありますが。劇プレの身近なところにTEAM NACSがいます。最初は1000人で、今は7万を動員する劇団です。地方から始まって、現在の人気は全国区で、東京ではACTシアターを埋める劇団です。劇プレが既存のものを目標としているとは思わないけれど。そういう例も身近にあるよっていう話。CBGKでも当日券はずれた人だっているんだもの。もっともっと大きいところに立つ劇プレも見たいな、と思いました。彼らの行きつく先を見てみたいです。
あ、パンフレットが素晴らしかった。テキストはもちろんなんだけど、写真が素晴らしかった。この人はこういう風に見られたいんだろうなっていうのも垣間見えた感じです。