「見上げればあの日と同じ空」4/10マチネ

マチネと書いてみたものの、あの日は昼公演だけだった気がする…まあいいや。もう千秋楽も終わってしまったけれど。4月10日に「見上げればあの日と同じ空」を見てきました。初紀伊国屋ホール。場所勘違いしててびっくりだよね!あれ?ここなんだ…と新たな発見でした。「BLACK&WHITEシリーズ」と「宝石シリーズ」が終わって、新しい舞台。まあ、わたし前者はピノキオしか行ってないし、後者もミストパしか行けてないんだけどね…いけたら行こうと思っていたら、いけたので、行ってきました。文章おかしいな。それにしても、まあ公人を見に行ったわけだけど(ほかの子も見てるけど!)、今年公人は舞台が続いてるわけで…全部行くのかね、わたし。ロボノはとってあるけれど。タンブリング、悩み中。さて。終わってはいるものの、一応たたみますね。
へえ!舞台やるんだ、いけたら行きたいなーと思っていて。で、「マティーニ!」行った時にフライヤーを見た。そしたら、あれ!?特攻隊の話なのか…となったわけで。テーマとして嫌いなわけじゃない。実際にあったことだし、忘れちゃならないことだし。「君を忘れない」とか「僕は君のためにこそ、死ににいく」とか。それから「WINDS OF GOD」とか。その題材の作品はいくつか見ているけれど、やっぱり泣いちゃうんだよ。どうしても。だから、回数いけるものでもないな、と思ったのね。個人的に。それから、たかちゃんの時もそうだったんだけど、実生活でいろいろありまして、この時期にいけるかどうかわからないことになっていたんだよね。でも、結果的にいけたし、それから、見れてよかったと思っているよ。
壮ちゃん、公人、よしたく、しょーたさん、伊藤くん、章太郎さん。個人的に、ハンサム以外で見るしょーたさんが初だったのでちょっと楽しみでした。それから、こまっちゃんと、久ヶ沢さんと*pnish*の土屋さん。こまっちゃんはかわいいね。壮ちゃんと並んでもこまっちゃんの方が小さいのがとてもかわいかったよ。
壮ちゃん、公人が大学駅伝の仲間で、よしたくが報道部。最後の駅伝で公人が足をくじいて襷を繋ぐことができなかった。で、学生も徴兵されるようになって、公人、よしたく、しょーたさん、伊藤くん、章太郎さんがいる特攻部隊に壮ちゃんがやってくるところから話は動くんだけれど。こまっちゃんは壮ちゃんの許嫁で、久ヶ沢さんがそのお父さん。土屋さんが隊長。公人はこまっちゃんに惚れている、というお話。それで、一緒に訓練していくうちに仲間意識が芽生えるんだけれど、突撃も日に日に近づいていて、最初にしょーたさん、それから壮ちゃん伊藤くん章太郎さんと、土屋さんが飛び立って、それで終戦を迎える。その時代の若者にとって、特攻を志願しているのに行けず、生きて戻るということがどのくらいつらいことなのかなんて全然わからないけれど。でもさ、やっぱり志願してるのに残されるというのは本当につらいと思う。でも、残された公人とよしたくは未来を生きることと伝えることを託されて、また次に襷をつないでいったわけで…。うーん。難しいな。ことばにするの。テーマはとても深いと思う。題材が題材なので悲しいし、切ないし。だけど、ずっと重く暗い感じで続いていくわけでもなくて、笑えるシーンもちゃんとあったよ。緩急しっかりした舞台だなーって感じでした。まあ、笑いのシーンを主にになってたのが公人と久ヶ沢さんなんだけれど。公人、最近こんな役多い気がするw好きだけどさwコメディもシリアスもできるというのは素晴らしいので、これからも期待してしまうわけですよ、公人には。
公人だけじゃなく、みんな素晴らしかったです。舞台の壮ちゃんはさすがだと思っているし、腕立てとか訓練しながらセリフを言っていたよしたくはすごいし、しょーたさんの明るいけど切ない役も似合ってた。伊藤くんも笑える部分があって楽しかったです。章太郎さんは、さすがです。こまっちゃんはかわいくてかわいくて仕方ないし、久ヶ沢さんも面白いのに切ないシーンは泣かせるなんてつらいし、土屋さんはずっと鬼教官だけど最後の最後の優しさに泣けるし。素晴らしい舞台だった。セットもよかったし、照明もよかった。ホリゾントの使い方が素晴らしかったと思います。
実際にあったこと。悲しい、切ない、で終わらせてはいけないと思います。彼らがいたから、今がある。彼らと、彼らを取り巻く人たちがいたから、わたしは日本で平和に生きていられるのかな、と思います。彼らが見た空と、今わたしが見ている空は違うようできっと同じ。彼らと同じ空を見ているんですね。見上げると、旅客機が飛んでいました。今日の空は、青い。